筑波大学大学院地球科学研究科
筑波大学地球科学系
1997 年 10 巻 2 号 p. 181-184
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安定同位体分析のための土壌水採取法として, 非加熱で常圧蒸留を行う手法(常温蒸留法)を提案し, 遠心分離法との比較実験を行った. その結果, 常温蒸留法による採取水は採水過程における同位体分別効果により同位体比が過小評価される傾向があることが示された. しかしながら, 分別効果を考慮した理論的な補正法を適用したところ, 参照値からのRMS誤差はδDで9.49から2.5‰へ, δ18Oで1.9から0.47‰へと減少した.
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