水文・水資源学会誌
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流出解析・フィルタ分離AR法に関するパラメータ同定問題
上條 善康島田 正志中村 良太
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12 巻 (1999) 3 号 p. 231-241

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抄録

本論文では,フィルタ-AR法の2つのパラメータ,分離時定数Tcと減衰率δの同定法,原流量データから差し引かれる初期流量の評価法について扱う.長期の逓減曲線部を有する神流川の日データを対象に,Tcとδの可能値について,分離した表面,中間流流量の再現流量に対する絶対誤差,対応する応答関数を相互に比較し,次の点が明らかとなった.δについては感度が鈍いが,Tcについては誤差が相対的に小さい顕著な領域が存在する.この領域の両端から決まる時定数と降雨と流量のコヒーレンスの2つの隣接する極小値から決まる時定数が一致するように,初期流量を評価しうる.

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© 水文・水資源学会
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