農業農村工学会誌
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外山ダムにおける情報化施工の取組み
米山 元紹田尻 淳山本 裕介
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2009 年 77 巻 11 号 p. 889-892,a2

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抄録

農業水利施設を設計する場合,地盤特性等の条件を設定し,変位,応力等を算定するが,それらの算定値と現場が合致しないことが少なくない。このような場合,施工段階における計測データを活用することにより,設計施工の合理化を図ることができる。このような観点から,外山ダムにおいては,情報の迅速化・システム化を図るために情報化施工の導入を試みた。ダム左岸部は,約60mの法面であり地表変位をGPSで24時間連続して挙動監視している。また,ダムコンクリートの温度ひび割れを抑制するため温度規制計画を策定し,コンクリートの温度,ひずみ等の計測データをリアルタイムで管理する方法とした。これらの内容について報告する。

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© 2009 公益社団法人 農業農村工学会
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