農業農村工学会誌
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県民と育む「農の恵み」モデル事業
金子 隆盛
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2011 年 79 巻 6 号 p. 439-442,a1

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抄録

福岡県では,農業・農村が育んできた多面的機能を「農の恵み」として位置づけ,これに対する支援(環境直接支払)を視野に入れた,県民と育む「農の恵み」モデル事業に県下14地区で平成17年度から19年度までの3年間取り組んだ。県民に分かりやすいという点で,生きものを指標とする評価手法づくりに着手したものの目的は達せられなかった。しかし,農家と消費者の協同事業としての田んぼの生きもの調査を通して,農業・農村への理解促進を図り,多くの共感を得ることができた。その結果,国が平成19年度から導入した農家だけではなく地域住民をも巻き起こんだ「農地・水・環境保全向上対策」事業への地域の取組みの際の一助となった。

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© 2011 公益社団法人 農業農村工学会
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