農業農村工学会誌
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佐賀平野の地形を活かしたクリーク整備
島内 利昭永石 利文久原 洋一
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2011 年 79 巻 6 号 p. 443-446,a2

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抄録

かつて佐賀平野には,網の目のように走るクリークが存在した。近年の生活様式の多様化に伴う混住化の進展と農業生産性の向上のための「ほ場整備事業」の実施などにより,昔ながらのクリークはほとんど見られなくなり,集落内や一部の地域のみに残るだけとなった。直鳥地区は,昔ながらの農村景観を有した地区であるが,その現況は,クリーク内に泥土が堆積し,護岸は土羽構造であるため,侵食による法面崩壊が顕著である。県営地域用水環境整備事業に着手し,「地区内の水の循環」,「地域用水の有する多面的機能の維持増進」を図るとともに,貴重な文化財でもあり,古き農村景観の形を変えることなく保全した。

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© 2011 公益社団法人 農業農村工学会
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