農業農村工学会誌
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インフラ長寿命化基本計画を踏まえた今後の農道の管理
野中 振挙井手 一隆宮元 慎二郎
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2014 年 82 巻 12 号 p. 987-990,a2

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抄録

笹子トンネル天井版落下事故を受け,一層,あらゆるインフラの安全性の向上および効率的な維持管理が望まれている。平成25年11月29日にインフラを所管する府省庁で構成する「インフラ老朽化対策の推進に関する関係省庁連絡会議」において「インフラ長寿命化基本計画」が決定され,これに基づいて,農林水産省農村振興局は,平成26年8月19日に「インフラ長寿命化計画(行動計画)」を策定した。また,国土交通省所管の道路については,道路法施行規則を改正して橋やトンネルの定期点検を地方自治体に義務づける検討が進められている。このため,本報では,これまでの農道の整備と管理の状況を整理した上で,「インフラ長寿命化基本計画」および「インフラ長寿命化計画(行動計画)」を踏まえた農道管理の目指す方向と課題について述べた。

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© 2014 公益社団法人 農業農村工学会
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