農業農村工学会誌
Online ISSN : 1884-7196
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湖沼やため池底泥の植栽土壌としての利用
西村 伸一後藤 丹十郎山本 千絵村上 賢治珠玖 隆行吉田 舞子
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2014 年 82 巻 7 号 p. 535-538,a1

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抄録

本研究では,児島湖から浚渫脱水された泥土を脱水し,作成された脱水ケーキを乾燥処理したものを実験資材として用い,植物の生育実験を行った。栽培植物としては,コマツナを供試した。著者らの従来の研究によると,泥土は,乾燥履歴を受けると,液性限界が低減し,透水性が大きくなることが明らかである。この性質が植物の生育を促進することを期待し,乾燥処理温度の異なる資材に対する生育特性の相違を明らかにした。資材の溶出試験を行った結果,処理温度による溶出特性の変化は見られなかった。生育試験の結果,100℃以上の処理温度の場合,室温で乾燥させた場合と比較して,生育促進にはつながらなかったが,葉の光沢が良くなる傾向が現れた。

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© 2014 公益社団法人 農業農村工学会
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