農業農村工学会誌
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Print ISSN : 1882-2770
水田地域における循環灌漑による水質保全効果に関する考察
山口 康晴人見 忠良
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2014 年 82 巻 7 号 p. 559-563,a2

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抄録

循環灌漑の取組みは,従来から湖沼等周辺の水田地域における汚濁負荷削減対策として,また用水不足地域における用水の有効利用対策として進められてきた。近年,湖沼等周辺地域での取組みの拡大や水田の水利用形態の変化等に伴う新規用水需要に対応して,循環灌漑の取組みが拡大しつつある。本報では,水田地域における排水路の水質調査結果等から,循環灌漑水としての排水路の水質特性を明らかにし,循環灌漑による湖沼等への汚濁負荷削減効果として,排水量の削減,排水路の水質改善の各効果に分けて考察した。また循環灌漑を実施するうえで,水質保全効果を一層高める観点からの管理運用上の課題等について考察した。

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© 2014 公益社団法人 農業農村工学会
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