新たな食料・農業・農村基本計画においては,食料・農業・農村施策の改革を進め,若者たちが希望を持てる「強い農業」と「美しく活力ある農村」の創出を目指していくこととしている。また,TPP対策においても,総合的なTPP関連政策大綱が定められ,「攻めの農林水産業への転換(体質強化対策)」として力強く持続可能な農業構造の実現などを集中的に講ずることとしている。これらを実現するためには,生産効率を高めるための農地の大区画化や地下水位制御システムによる汎用化などを地域の実情に応じて実施することが重要であり,補助事業による農地整備を中心に,事業の概要,現状と課題,今後の展開について紹介する。