北里大学獣医学部
土木研究所寒地土木研究所
新潟大学自然科学系(農学部)
2018 年 86 巻 6 号 p. 497-500,a1
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本報では,凍害損傷が内在化している竣工後53年が経過したコンクリート水利施設より採取したコア供試体を対象に,X線CTによる損傷実態の可視化と圧縮応力場におけるAEエネルギ強度の関係から,蓄積損傷とコンクリート物性との関連について考察した。検討の結果,コンクリート物性に加えて,AEエネルギ強度を用いることでより詳細な損傷度評価が可能になるものと推察された。その際,蓄積損傷の可視化と定量化には,X線CT計測が有用であり,それらから求められたひび割れ指標とコンクリート物性との密接な関連が示唆された。
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