農業農村工学会誌
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メタン発酵消化液の輸送・散布計画支援モデルの開発と機能
山岡 賢中村 真人折立 文子
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2020 年 88 巻 1 号 p. 23-26,a1

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抄録

メタン発酵の残渣である消化液は,窒素などの肥料成分を含有し,農地還元することが望まれる。しかし,消化液は,90%以上が水で嵩張り農地に輸送・散布する労力は化学肥料に比べて非常に大きい。消化液の農地還元を円滑に行うためには,メタン発酵施設の建設計画の段階から消化液を農地還元するための輸送・散布計画の検討が必要である。筆者らは,消化液を農地に輸送・散布するために必要な人員や車両の数,消化液の貯留槽の容量などを計画段階で算定するシミュレーションモデルを開発した。その後,同モデルは,利便性の向上に向けてソフトウェア会社に発注・改良されるとともに,機能や使用方法はマニュアル(全95ページ)にまとめられた。

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© 2020 公益社団法人 農業農村工学会
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