農業農村工学会誌
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開水路補修工法の追跡調査結果の分析および今後の課題
長谷川 雄基谷村 成山本 昌宏高橋 慶吉佐藤 周之長束 勇
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2020 年 88 巻 6 号 p. 475-478,a1

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抄録

本報では,同一補修工法で施工された計73現場の無機系被覆工法・ひび割れ充填工法の追跡調査結果を整理し,施工やメンテナンスにおいて留意すべき課題をまとめた。追跡調査の結果から,無機系被覆工法では,全体的に被覆材のひび割れ,浮き,摩耗等の変状は少なく,良好な状態であるケースが多いことが確認された。一方,ひび割れ充填工法においては,補修後の時間経過に伴いシーリング材の劣化が頻発することが確認された。また,経年劣化により弾性が低下したシーリング材近接部では,被覆材のひび割れや浮き等の変状が生じるケースが多いことがわかった。

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© 2020 公益社団法人 農業農村工学会
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