農業土木学会誌
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シートパイプクロス暗渠工法と施工後の状態
杉山 満丸津田 豊
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キーワード: 工法, 乾田化, 有材暗渠
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1990 年 58 巻 2 号 p. 159-167,a1

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抄録

シートパイプ暗渠は, 巻シートを長尺排水パイプに成形しながら弾丸暗渠機で引込布設するもので, 弾丸暗渠を交叉させ, クロス暗渠工法として施工する。この工法は布設深が通常40cmと浅く, 疎水材も使用しない上, 勾配0など従来暗渠と比べ顕著な特徴をもつ。本工法は開発後10年以上を経過し, その暗渠効果・耐久性等は, すでに一部の文献で認められており, 本報では, 10年前に施工したクロス暗渠の発掘調査結果を示すとともに, その暗渠機能について考察を行った。

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© 社団法人 農業農村工学会
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