農業土木学会誌
Online ISSN : 1884-7188
Print ISSN : 0369-5123
ISSN-L : 0369-5123
淡路島・農村の震災後の農業的土地利用の変化とその対応
木村 和弘森下 一男坂本 充鈴木 純
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 65 巻 9 号 p. 929-935,a2

詳細
抄録
田主と二毛作に代表される淡路島の農村では, 震災から2年が経過し, 4回の作付けが行われた。津名郡一宮町の園出, 深草の2集落を対象に, 2年4回の作付け状況を把握し, 震災被害が土地利用に及ぼす影響を, 土地利用の変化と区画ごとの作付けパターンの分類から検討した。震災後2年間で作付け面積は減少した。水稲の減少が大きく, 不作付け地が増加した。震災の影響は, 裏作の畑地状態よりも, 表作の水稲作付けに現れる。水稲の減少は, 農地被害の多かった園出集落よりも, 震災後, 溜池貯水量が減じ, 作付け制限が行われた深草集落の方が顕著であった。不作付け地の動向は, 農地の整備に関係し, 継続して検討することが必要である。
著者関連情報
© 社団法人 農業農村工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top