2007 年 75 巻 7 号 p. 630-631,a3
八郎湖は, 昭和52年 (1997年) の国営八郎潟干拓事業の完了により防潮水門で締め切られ淡水湖化された。それに伴い魚種が大きく様変わりしたが, 干拓後でも, シラウオ, ワカサギなど57種の生息が確認されている。現在, 男鹿東部農地防災事業により, 平成19年度までの予定で防潮水門の改修を行っているが, 本工事の八郎潟の漁業への影響が懸念されることから, 平成15年度より漁業調査を実施してきている。本報では, これらの調査結果を取りまとめ, 紹介する。