農業農村工学会誌
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「量から食味へ」北海道の米と南幌町農業
野中 公文荒明 稔眞野 弘
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2008 年 76 巻 10 号 p. 871-875,a1

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抄録

北海道の開発は, 明治2年 (1869) の開拓使設置から始まり, 殖民地区画 (9万坪 (29.8ha)) を基本に, 集団移住者や屯田兵によって開拓が進められた。南幌町は, 明治19年 (1886) に新潟県から入植してその歴史が始まり, 今では戸当たり水田農業経営規模は北海道第1位であるが, 中樹林の区画は40aと狭く, 土地所有は分散し, 泥炭土等の湿田のため, 効率的な機械化作業体系や野菜作の拡大が図れず農業経営は不安定であった。
本報では, これらの問題を改善すべく, 大区画圃場の形成と地下灌漑システムの導入を目指した国営農地再編整備事業「中樹林地区」を例に, 北海道の水田開発と地域農業の歴史および農地再編整備について報告する。

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© 社団法人 農業農村工学会
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