産学連携学
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事例報告
なぜ米国は“未来”を先導しているのか?
~ベイエリア視察から見た日本の課題~
西山 英作
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2025 年 22 巻 1 号 p. 1_132-1_136

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抄録

2024年11月16日~22日,筆者は東北経済連合会の増子次郎会長とともに,米国西海岸(シリコンバレーを含む)の企業や研究機関を視察した.東北地域では,ITER BA,ILC,ナノテラス,福島イノベーション・コースト構想などの科学技術プロジェクトが進行している.本視察の目的は,シリコンバレーの地域イノベーションシステムの成功要因を学び,東北・新潟地域の産業競争力強化に活かすことであった.

視察を通じて,以下の2点が特に印象に残った.

① 米国における自動運転技術の社会実装が我が国に比べてはるかに進んでいること.

② 日系企業がシリコンバレーでのネットワークづくりに果敢にチャレンジしていること.

米国の制度と比較したとき,我が国の特区制度が形骸化しており技術実装の障壁となっていることが強く感じられた.シリコンバレーのようなイノベーション・エコシステムへの参画には,現地の大学や,シリコンバレーと強いネットワークを持つ経営者との連携が鍵であり,特にソーシャル・キャピタルの構築が重要であると感じた.

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