廃棄物資源循環学会論文誌
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論文
Mn含有鉱石を用いたダイオキシン前駆物質分解技術の基礎検討
永野 英樹山口 東洋司
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2016 年 27 巻 p. 30-36

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抄録
ごみ焼却炉等の燃焼炉から発生するダイオキシン類を低減することは,非常に重要な社会的課題であり,その低減に向けたさまざまな技術が研究され,ごみ焼却炉等で適用されている。その技術の中に集塵機使用があるが,集塵されたダイオキシン類は分離,除去はされるものの,分解されておらず,根本的な低減とはいえない。そこで,安価な酸化剤としてマンガン (Mn) 含有鉱石を用いたダイオキシン類前駆物質の一つとして知られるモノクロロベンゼン (MCB) の分解除去に関する基礎検討を行った。分解に用いたMn含有鉱石を再度分解に用いることを考え,Mn含有鉱石800℃焼成品 (三二酸化マンガン (Mn2O3) 主成分) を用い,MCBの酸化分解挙動について実験,考察した。酸素同伴下 (10.5%) 条件では,Mn含有鉱石焼成品は,長時間にわたりMCBの分解性能を有すること,また反応解析から酸化剤のみならず,触媒としての効果も有することを示唆する結果が得られた。
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© 2016 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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