廃棄物資源循環学会論文誌
Online ISSN : 1883-5899
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展望論文
災害対応マネジメントの観点からみた災害廃棄物発生量推計方法の現状と展望
多島 良平山 修久高田 光康宗 清生大迫 政浩
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ジャーナル オープンアクセス

2018 年 29 巻 p. 104-118

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抄録

本研究では今後の事前準備と発災時の災害対応に貢献するため,災害廃棄物の災害対応マネジメントの観点から発生量推計の考え方を整理するとともに,推計方法の現状を体系的に明らかにし,実務と研究開発の両面から今後の展望を示した。このためにオンラインの文献検索システム (JDreamⅢ, CiNii) を用いて文献調査を実施し,災害対応マネジメントの観点から整理・分析した。結果として,23の異なる推計方法・原単位のレビューより,推計の結果に含まれる災害廃棄物の範囲,推計方法の普遍性,推計のために必要となるデータの種類と形式がさまざまであり,これらの点に留意して推計を行う必要があることを示した。これをふまえ,災害種類ごとに,災害フェーズに応じて異なる災害情報と被害情報を活用した要処理量の推計戦略と今後の研究開発の展望を示した。

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© 2018 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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