抄録
Guglielmino (1977) が開発した Self-Directed Learning Readiness Scale ( SDLRS ) が,看護学生の自己決定型学習のレディネスを査定する上で有効と考え,翻訳許可を得た。 研究の目的は,1) 日本語版 SDLRS の作成,2) 平均得点の算出,3) 信頼性と妥当性の検討である。 対象は18~25歳の学生とした。 調査票は日本語版 SDLRS と一般性セルフ・エフィカシー尺度 (GSES) をから構成した。 北海道内の大学6校と看護専修学校6校の学生2056名に配布し,1801名の回答を得た (回収率87.6%)。 欠損値のあるデータなどを除き,1519名のデータを分析した。 平均得点は187.30 (SD 23.66) 点であった。 Cronbach のα係数は 0.914であった。 基準関連妥当性は GSES との相関から検討した (r=0.460,p<0.01)。 因子分析により7因子が抽出された。 結論として,日本語版 SDLRS の信頼性と妥当性が確認され,使用可能な尺度であることが示された。