日本看護研究学会雑誌
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男性看護師の職務ジェンダー意識と職務満足の関係
出口 睦雄
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2009 年 32 巻 4 号 p. 4_59-4_65

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抄録


【目的】 男性看護師の職務ジェンダー意識と職務ジェンダー意識に関わる要因および職務満足の関係を明らかにする。
【方法】 愛知県下10の精神病院に勤務する看護師を調査対象とし質問紙調査を実施した。男性看護師127人を分析対象とした。
【結果】 看護拒否の体験が多く,メンターがいない者に職務ジェンダー意識が強いことが示された。また職務ジェンダー意識が強いほど,職務満足因子の「専門職としての自律」が低かった。
【結論】 今後,男性看護師を増加させることにより,男性看護師の職務ジェンダー意識が払拭され,職務満足感が高まると期待される。それにより専門職としての看護師の位置づけがより一層強固なものとなるであろう。

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© 2009 一般社団法人 日本看護研究学会
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