日本看護研究学会雑誌
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集中治療室へ配置転換した看護師が直面する困難
長山 有香理白尾 久美子野澤 明子
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2011 年 34 巻 1 号 p. 1_149-1_159

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抄録

 本研究の目的はICUへ配置転換した看護師が直面する困難を具体的かつ経時的に明確にすることである。ICUへ配置転換し1ヶ月5名,2ヶ月5名,3ヶ月5名,6ヶ月3名の対象者に面接調査を実施した。その結果,配置転換者は異動後【知識・技術の獲得】, 【報告】, 【状況のアセスメント】, 【緊急時の対処】, 【患者・家族の対応】, 【経験年数による重圧】という困難に直面していた。【知識・技術の獲得】,【報告】は,異動後3ヶ月を経過する時期までにほとんどが出現した。【状況のアセスメント】,【緊急時の対処】,【患者・家族の対応】,【経験年数による重圧】は,異動後の経過時期の影響をほとんど受けなかった。配置転換した看護師が直面する経過時期に応じた困難の支援を提供することが重要である。

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© 2011 一般社団法人 日本看護研究学会
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