日本看護研究学会雑誌
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医療処置が必要な患者の退院支援における組織的取り組みと病棟看護職の実践
土田 美樹大竹 まり子森鍵 祐子鈴木 育子細谷 たき子小林 淳子叶谷 由佳佐藤 千史
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2013 年 36 巻 4 号 p. 4_39-4_46

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抄録
 本研究は退院後も医療処置が必要な患者の退院支援における病院の組織的取り組みと病棟看護職の実践を明らかにすることを目的とした。その結果,次の4点が見出された。①退院支援部署を設置しているのは69.0%であった。②退院支援の実践は「対象の把握」「他部門との連携」「退院後を見据えた支援」「医療処置・ケアの指導」で構成されていた。③「看護職配置基準7対1」「退院支援部署を設置」「退院支援部署に看護職を配置」「リンクナースを配置」「病院全体の勉強会を実施」を行っている病院はそうでない病院に比べ,病棟看護職は退院支援を実践していた。④病棟で「退院支援部署とのカンファレンスを行っている」「訪問看護師・ケアマネジャーとの情報交換がしやすい」「退院後の状況把握がしやすい」場合は、そうでない場合に比べ,病棟看護職は退院支援を実践していた。以上より,病院の退院支援の組織的取り組みが病棟看護職の退院支援の実践につながることが示唆された。
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© 2013 一般社団法人 日本看護研究学会
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