日本看護研究学会雑誌
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卒後2年目看護師のリアリティショック
鈴木 洋子河津 芳子
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2018 年 41 巻 1 号 p. 1_47-1_57

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抄録

目的:卒後2年目看護師のリアリティショックと職場環境要因の関連を探ることを目的とした。
方法:対象は,日本病院会一覧から無作為に抽出した関東・関西・中京圏の施設に勤務する2年目看護師270名である。平賀・布施(2007)のリアリティショック構成因子と職場環境要因に関する自記式質問紙調査を行い,個人による郵送法とした。結果は,統計学的に分析を行った。
結果:2年目看護師のリアリティショックは,第1因子『先輩看護師の支援不足』,第2因子『精神的負担』,第3因子『身体的負担』,第4因子『死にゆく患者の処置』,第5因子『1人当たりの業務量の負荷』,第6因子『モチベーション低下』であった。職場環境を否定的にとらえている者ほど,リアリティショックを感じていた。
結論:2年目看護師のリアリティショックは,職場環境との関連が示唆されたことから,2年目看護師の職場環境の見直しや改善がリアリティショックを低減または回避させると思われる。

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© 2018 一般社団法人 日本看護研究学会
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