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日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌
Vol. 36 (2016) No. 1_2 p. 53-58

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http://doi.org/10.7878/jjsogd.36.1_2_53

総説

 サルコイドーシスの血液バイオマーカーとして代表的なものに血清ACEと可溶性IL-2レセプターがあり,後者は2015年に改訂されたサルコイドーシスの診断基準において,特徴的な検査所見項目として新たに加えられた.診断マーカーの有用性は鑑別の対象となる疾患によって異なるが,悪性リンパ腫や近年注目を集めているIgG4関連疾患では血清可溶性IL-2レセプターが上昇するため,これらの疾患とサルコイドーシスの鑑別における可溶性IL-2レセプター有用性は低いと考えられる.一方で,サルコイドーシスの肺病変の進行を予測する上では血清ACEよりも可溶性IL-2レセプターの有用性が高い可能性がある.サルコイドーシスの重要臓器障害には線維化が関与しており,その病態理解を深めることが臨床上有用なバイオマーカーの探索の上でも重要であると考えられる.

Copyright © 2016 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会

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