東京医科大学医学部口腔外科学分野
東京医科大学医学部人体病理学分野
2020 年 26 巻 1 号 p. 36-40
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梅毒は性感染症のひとつであり,本邦では近年患者数の急増が指摘されている1-3)。ゆえに医療者には的確な診断が求められる。今回われわれは,長期病脳期間を経て診断に難渋し,口腔粘膜病変を契機に梅毒と診断された1例を経験したので報告する。患者は40歳男性で,Butterfly徴候などの口腔咽頭粘膜所見と血清学的検査所見から梅毒と診断した。アモキシシリン水和物の内服投与を行い,約10週で治癒した。
日本口腔粘膜学会雑誌
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