日本ペインクリニック学会誌
症例
脊髄刺激装置の植え込み後17年を経過して皮膚壊死を生じた1症例
田中 源重城戸 晴規森本 賢治藤原 俊介桑村 歩南 敏明
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24 巻 (2017) 1 号 p. 32-34

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抄録

症例は70歳の男性.Failed back surgery syndromeによる腰下肢痛に対して,脊髄刺激装置の植え込みを施行した.1年間は有効であったが,その後,効果が減弱したため使用していなかった.17年後に刺激装置よりやや頭側の皮膚が壊死となった.金属アレルギーの検索は行っていないが,刺激装置が尾側に移動し,エクステンションの物理刺激が皮膚壊死の原因と考えられた.刺激装置の植え込み後も,鎮痛効果や硬膜外腔の電極の移動の有無を確認する以外に,皮膚の定期的な診察が必要である.

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© 2016 一般社団法人 日本ペインクリニック学会
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