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牧港クリニック「痛みの治療センター」
論文ID: 20-0021
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われわれは椎間関節造影とステロイド注入により寛解した,腰椎椎間関節嚢腫による下肢痛の3例を経験した.3例ともMRIで嚢腫様の腫瘤による神経根の圧迫所見があり,痛みの部位と一致した.椎間関節造影では椎間関節と嚢腫の交通が確認され,造影時に下肢痛の再現があった.2例は造影剤注入により嚢腫が破裂し,1例は破裂できなかったが,3例とも翌日には痛みが劇的に改善した.全例で6カ月以上経過しても再発がみられなかった.椎間関節造影は,本疾患において最初に行うべき治療法と思われた.
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