パーソナルコンピュータを計測の自動化に応用する場合の目的,利点,欠点及びいくつかの例について述べた.現在,パーソナルコンピュータは能力の高度化という面から16ビット中心へという動きと,小型化を目的としてCMOS化されたハンドヘルド型への2つの流れが存在し,その2つとも計測の自動化に際して大きな意味をもっている.又,メモリーが安価になってきたため,アナログデータレコーダ代わりに利用することも可能になってきた.しかし,機械関係でパーソナルコンピュータを使っている方から受けた御相談では,パーソナルコンピュータ本体側に問題があるわけではないのに,センサや信号線がモータや大電流を流す線のすく近くにあるため起こる誘導対策の方が大きな問題であった.取り扱う対象によって,特有の問題が発生することを考慮した上で,目的に合致したパーソナルコンピュータとプログラム言語を利用すれば大きな効果があがると考えられる.応用例としてあげた,単一モード光ファイバ温度計及びレーダ用超高速2次元データ収録装置の開発は東京工業大学総合理工学研究科,武者・関根研究室において開発されたものである.