精密工学会誌
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曲線・曲面に対する4×4行列式法の適用(第3報)
符号付き同次座標で定義された有理曲線に対する干渉処理
山田 敦松村 潔新関 雅俊山口 富士夫
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1994 年 60 巻 2 号 p. 280-284

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抄録

本研究の結論を以下にまとめる.
(1)符号付き同次座標ベクトルを使って,有理曲線及びその凸閉包を定義した.そしてこの有理曲線に,重み係数の符号に左右されない凸閉包性が成り立つことを示した.この凸閉包性を利用することにより,重み係数の符号による処理の分岐などが必要なくなり,有理曲線を単純なアルゴリズムで処理することが可能となった.
(2)可変倍長整数型を使った計算による,有理曲線の干渉処理方法について述べた.さらに有理曲線相互の交点算出問題を例に,可変倍長整数型を使って計算した場合のビット長増加特性を,理論面および実験面から詳しく解析した.ここで得られた結果は,有理曲面も含め,それ以外の干渉処理に対しても,十分に有効なデータとなると考える.

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© 社団法人 精密工学会
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