精密工学会誌
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クロス推論モデルを用いた工業デザイン発想支援システムの試み
野口 尚孝
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1994 年 60 巻 2 号 p. 285-290

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抄録

市川の等価変換論にヒントを得て,これをA,B,2種類の製品においてそれぞれのコンセプトと形態要素の関係を学習させたモデルを交差的に用いて外挿的推論を行わせた.その結果,この方法で既成概念を越えたイメージのデザインを導きだすことが可能であることが分かった.しかし両製品に固有なコンセプトをどの程度まで許してもニューラルネットワークによる推論が可能か,など不明な点も多く,今後さらにさまざまな試行を行い,新たな知見を得る必要があるだろう.またいかに新奇性の高いデザインが考えられたとしても,これを実際の製品として実現するためには技術的,経済的制約からの評価を的確に行わなければならないことは言うまでもない.

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© 社団法人 精密工学会
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