精密工学会誌
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砥石軸動力計によるグラインディングセンタの研削抵抗測定法の開発
中島 利勝藤原 貴典塚本 真也松下 佳人山下 周大
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1997 年 63 巻 7 号 p. 1049-1053

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抄録

本論文で得られた結論は以下のとおりである,
(1) 研削抵抗による砥石軸の弾性変位量をうず電流式非接触変位計で検出する新しいインプロセス研削抵抗測定システムを開発し, 加工現場での研削抵抗監視に十分な性能を持つことが確認された.
(2) 圧電式動力計は, 工作物の固定方法の影響で, 工作物と動力計流入する加工熱に起因する見掛けの力がノイズとして測定信号に重畳する.しかし, 砥石軸動力計の場合このような加工熱に起因する測定ノイズは本質的に混入しない.
(3) 従来の研削理論では, 研削点における工作物の曲率半径すなわち半径が等しい区間を加工する際の研削抵抗は一定と考えられるが, 輪郭加工中は研削抵抗の大きさが異なる.このことは, 実質の砥石切込み量に対する工作物および/あるいは砥石の熱変形の影響を示唆していると考えられる.

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