精密工学会誌
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陽イオン系界面活性剤によるガラスのラッピング
友田 進菅原 章
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1998 年 64 巻 4 号 p. 603-607

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抄録

実験の結果, 次のことが明らかになった.
(1) 銀ラップによるガラスのラッピングでラップ液に陽イオン系界面活性剤ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド水溶液を使用するとしゅう動式ラッピング装置でもラップの損耗が少なくて加工能率が高いガラスのラッピングが行える.また, 銀の研磨が進まない現象は砥粒の種類を変えても発現した.
(2) 銀の研磨が進まない現象の発現にはラッピング中にラップ, 砥粒および試料から生じる微小粉 (いわゆる切りくず) が必要である。

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