静脈経腸栄養
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輸液製剤の特徴から見た輸液ライン管理のあり方
~輸液ライン管理における医薬品に関連した諸問題とその対策~
名德 倫明
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2014 年 29 巻 2 号 p. 717-724

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抄録

輸液を管理する上で、混合する注射剤や使用する医療用具を考慮する必要がある。注射剤は、多剤を配合することにより外観変化や力価低下等の配合変化を起こすことがある。また、接触時間の短い側管からの投与においても配合変化を起こす組合せがある。薬剤だけでなく医療用具においても、その材質により薬剤の吸着・収着、可塑剤(DEHP)の溶出、輸液フィルターの影響等、多くの問題があり、それらを解決していかねばならない。
本稿では、これらの問題に焦点をあて、その原因と解決策を概説する。

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© 2014 日本静脈経腸栄養学会
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