京都府立医科大学小児疾患研究施設外科
1996 年 32 巻 6 号 p. 937-941
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腫瘤性病変と誤認した2例のメッケル憩室の小児例を経験した.1例では,腸重積症整復後に回腸内腔に翻転したメッケル憩室を腫瘤性病変として誤認した.他の1例は,虫垂切除術後の腸重積症で,嵌入した回腸が腫瘤性病変を呈し先進部にメッケル憩室が認められた症例であった.いずれの症例も腸重積症にメッケル憩室が関与しており,メッケル憩室の鑑別診断が治療上重要と思われた.
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