日本小児外科学会雑誌
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診断までに1年半を要した膣内異物の5歳女児例
岩川 眞由美鈴木 利弘大川 治夫金子 道夫堀 哲夫池袋 賢一雨海 照祥中村 博史平井 みさ子野田 秀平
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キーワード: 膣内異物, 小児
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1997 年 33 巻 4 号 p. 765-769

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抄録

幼小児の帯下は,非特異性外陰膣炎が原因であることが多いが膣内異物も忘れてはならない疾患である. 今回,異物による帯下を主訴としながらも,多数の医療機関にて診断がつかず1年半の病悩期間を有した5歳児を経験した. 異物は全麻下にペアン,布鉗子の湾曲を利用しつつ容易に摘出できた. 摘出された異物は,ビー玉3個,人形の靴1足,プラスチックのビーズ7個,菓子包装紙1枚であった. 摘出後は経過良好で帯下も消失した.

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© 1997 特定非営利活動法人 日本小児外科学会

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