日本小児外科学会雑誌
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小児腸重積症の同胞発生
渡辺 理江土岐 彰八塚 正四鈴木 淳一鈴木 孝明内藤 美智子五味 明大橋 祐介杉山 彰英真田 裕
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キーワード: 腸重積症, 同胞発生
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2004 年 40 巻 7 号 p. 905-909

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抄録

特発性腸重積症(以下,本症)は乳幼児に好発する疾患であるが,その同胞発生の報告は少ない.今回,我々は同年齢時に発症した兄弟例を経験した.兄弟2人とも2歳時に腹痛,嘔吐を主訴に発症し,高圧注腸で整復された.両者とも回腸・結腸型で本症に先行する感染症状を認め,弟に移動盲腸を認めた.本症の同胞発生は解剖学的因子と環境因子が関与しているといわれており,文献的考察を加え報告する.

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© 2004 特定非営利活動法人 日本小児外科学会

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