九州大学小児外科
2005 年 41 巻 2 号 p. 191-195
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乳幼児筋線維腫症(infantile myofibromatosis)は, 新生児, 乳幼児期に好発する稀な間葉系軟部腫瘍である.今回我々は胎児期もしくは新生児期に見つかった筋線維腫を2例経験したので報告する.いずれの症例も体表面に有茎性に発育しており全摘可能であった.本症は一般に予後良好とされているが, 多発型や内臓発生例において予後不良となることもあり, 本症発見時は病変部位の全身的な検索が非常に重要である.また, 組織学的に悪性成分を含む場合もあるため, 術後注意深い観察が必要である.
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