川崎医科大学小児外科
2006 年 42 巻 2 号 p. 229-231
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症例は日齢0日の女児.生直後より胆汁様嘔吐をきたした.腹部単純レントゲン検査で小腸閉鎖症を疑われたため当科紹介となる.入院後行った腹部超音波検査でtarget signを認め,子宮内腸重積症による腸閉鎖症と診断した.閉鎖部位,及び周囲腸管の状況がはっきりと理解できたため,上腹部正中切開を行った.腸閉鎖症において生後の超音波検査は有用と考え報告した.なお,文献上,子宮内腸重積症による腸閉鎖症の状況を新生児期に診断した報告はない.
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