日本小児外科学会雑誌
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稀な先天性頚部皮膚病変である正中頚裂congenital midline cervical cleftの2例
高間 勇一奥山 宏臣窪田 昭男中岡 達雄東 孝中村 哲郎福澤 正洋
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2009 年 45 巻 4 号 p. 744-748

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抄録

正中頚裂(congenital midline cervical cleft)は,頚部正中に正常皮膚組織が欠損してできた非常に稀な先天性頚部皮膚病変である.本症の2例を経験したので,文献考察を加えて報告する.症例1は生下時より病変を認めており経過観察の後, 1歳時に病変部切除縫合を施行した.術後に切除部の拘縮を認めたため再手術を施行した.症例2は生下時より病変を認め本症の診断で日齢7に病変切除・Z形成術を施行した.本症は特徴的な外観から診断可能であり,治療は病変部の完全切除とZ形成術など拘縮予防術を行う事が肝要である.

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© 2009 特定非営利活動法人 日本小児外科学会
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