気管支学
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小児の気管支ファイバースコピーにおける新しい呼吸管理法
門田 康正前田 昌純中原 数也清家 洋二中岡 和哉篭谷 勝巳橋本 純平藤井 義敬大野 喜代志川島 康正正岡 昭
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1981 年 3 巻 1 号 p. 17-23

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抄録
小児気管支鏡においてもファイバースコープをfirst choiceとすべきであると考える。その際の呼吸管理について新しい工夫を行なったので報告する。ファイバースコープは市販の成人用のもので鉗子孔径が2mm以上あるものを使用した。全身麻酔下に直接ファイバースコープを気管内に挿入する。鉗子孔より純酸素を間歇的に送気する。すなわち、1回換気量に相当する純酸素を鉗子孔よりjetで送気する。引き続き鉗子孔に吸引器を接続し、呼息の吸引排除を行なう。この酸素送気と呼息吸引を交互に繰返し換気を行なうもので、送気と吸引は活栓の切替操作のみで行ないうる。本法による動物実験および臨床例における血液ガスデータを呈示し、小児気管支ファイバースコピーにおいても本法により安全に呼吸管理を行ないうることを示した。
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© 1981 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
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