気管支学
Online ISSN : 2186-0149
Print ISSN : 0287-2137
ISSN-L : 0287-2137
症例
多発気管・気管支内転移を伴う再発肺扁平上皮癌に対して複数回の光線力学療法で気道開存維持を得た1例
石橋 昌幸桐田 圭輔青景 圭樹松本 慎吾梅村 茂樹仁保 誠治大松 広伸坪井 正博後藤 功一
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 38 巻 5 号 p. 399-404

詳細
抄録

背景.気管支インターベンションは悪性気道狭窄に対して重要な緩和治療の選択肢だが,複数回の緩和的な光線力学的治療(PDT)による治療効果の報告は少ない.症例.76歳男性.肺扁平上皮癌,pT3N2M0に対して左肺全摘出術13か月後に,脳転移および多発気管・気管支内転移で再発した.脳転移に対する全脳照射後,気道病変に対して複数回PDTを施行することで,1年間気道狭窄・閉塞による症状悪化を回避し全身状態の維持が可能であった.結論.他の治療選択肢が乏しい場合,複数回のPDTは気道狭窄の緩和治療として有効な可能性がある.

著者関連情報
© 2016 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top