29 巻 (2003) 1 号 p. 261-264
表層崩壊の抑止に寄与すると考えられている樹木根系の分布と土壌硬度との関係把握の一例として, 異なる土質(花崗岩マサと関東ローム)に生育するコナラを対象に貫入抵抗値の測定と根系分布調査を行った。その結果, コナラの根はNc’ 20を超えるとほとんど侵入しないことがわかった。また, Nc’ 15-20では強度の抑制を受けると考えられた。ただし, 根の侵入が容易な土壌中では, 土壌によって根の直径階別の本数割合, 分布位置などは異なる反面, 土層厚が違っても最大深さは1.5-1.8mと大差ないと思われた。