2016 年 42 巻 1 号 p. 195-196
近年,屋上緑化の施工現場では,芝のように施工が容易なマット植物による緑化方法が注目され,軽量で運搬・施工性が良く,施工後の水管理に手間のかからないロールマットの開発が求められている。そこで,マット植物として需要の多いヒメイワダレソウを用い,軽量で保水性に優れたロールマットを生産するための技術開発を行った結果,培養土にフェノール樹脂発泡体を体積率で20~40 %混合することによってロールマットの軽量化が図られ,保水性が向上することが明らかとなった。