日本緑化工学会誌
Online ISSN : 1884-3670
Print ISSN : 0916-7439
技術報告
埋立地の植栽林におけるクゲヌマランとキンランの人工授粉・袋がけ作業の効果の検証
伊藤 彩乃庄司 顕則赤﨑 洋哉松前 満宏山崎 旬遊川 知久
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42 巻 (2016) 1 号 p. 271-274

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抄録

絶滅危惧のラン科植物の種子繁殖の試みとして,クゲヌマランとキンランの効果的な授粉方法を検討した。クゲヌマランは,人工授粉を行った個体と対照個体のいずれの個体からも健全な種子を持つ果実が回収されたが,キンランは人工授粉を行った個体からのみ健全な種子を持つ果実が回収され,対照個体からは果実が得られなかった。このことから健全果実の確保のためにキンランは人工授粉が欠かせないが,クゲヌマランは人工授粉を行わなくても自動自家受粉によって結実すると考えられる。クゲヌマランは,対照個体にハエの被害果実が多く観察された一方で,ハエの被害を防止するために袋がけを行った個体からは,アブラムシの被害が確認された。

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