2001 年 27 巻 1 号 p. 370-372
本研究では, ヅルマンネングサと数種のSedum属植物を混植した試験区において, ツルマンネングサが他のSedum属植物の生育に及ぼす影響について検証した。植物被度の測定は1999年7月から月1回の割合で2001年1月まで行った。また, 生育期の平均草丈の測定を行った。それらを解析した結果, ツルマンネングサは, セダムスプリューム, セダム・ストロニフェルム, シロバナマンネングサの3種の生育に対しては大きな影響を与えないことが分かり, これら4種のSedum属植物は同一基盤に混ぜて植栽することが可能であると考えられる。