19 巻 (2008) 1 号 p. 35-38
Point
1)頸動脈エコーは非侵襲検査で,血管壁の構造と血流状態が同時にリアルタイムに観察できる.
2)頸動脈エコーは早期の動脈硬化性病変の評価にも有効である.
3)頸動脈壁のエコー像は,前壁側,後壁側ともに高エコー層・低エコー層・高エコー層の三層構造として観察される.
4)健常者でのmax-IMTは加齢に伴い増厚し,その値は10年で0.08~0.10mmといわれている.
5)頸動脈エコーでは,プラークの破綻(plaque rupture)により,脳塞栓症を合併する不安定型プラークの検出が重要である.