日本輸血細胞治療学会誌
Online ISSN : 1883-0625
Print ISSN : 1881-3011
ISSN-L : 1881-3011
原著
アフェレーシスの快適性をめざした検討
―間欠的空気圧迫法の実践とその効果―
髙木 尚江, 藤井 敬子, 益田 八千代, 岡田 亜由美, 池内 一廣, 北村 亘, 藤井 伸治
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2025 年 71 巻 1 号 p. 9-16

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抄録

アフェレーシスは長時間の身体可動域制限を伴う侵襲的な医療行為である.さらに,クエン酸中毒や迷走神経反射などの有害事象を伴うことがあり,患者および健常人ドナーにおける身体的,および精神的負担が大きい.我々は,アフェレーシス中のそれらの負担を軽減することを目的として,間欠的空気圧迫法(intermittent pneumatic compression)を導入した.本研究においては,IPC機器の及ぼす影響を後方視的に検討した.結果として,バイタルサインの変動や症状の観察からIPC機器使用の安全性が確認でき,長時間の可動域制限や身体症状を有する場合でも,主観的によい感覚や苦痛緩和の感覚が得られていた.将来的に細胞療法がさらに増加することが予想されるため,高品質の細胞を採取するだけではなく,アフェレーシスの快適性の追求が望まれる.

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© 2025 日本輸血・細胞治療学会
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