熱放射を考慮した簡便な半透明体の定常熱伝導率算出法のアプローチ

細野 和也; 西 剛史; 太田 弘道

doi:10.2963/jjtp.32.151

著者情報

キーワード: semitransparent material, diffusive/radiative thermal conduction, steady apparent thermal conductivity, stationary measurement method

ジャーナルフリー

2018 年 32 巻 4 号 p. 151-156

DOI https://doi.org/10.2963/jjtp.32.151

詳細

抄録

ガラス等は半透明体に分類され，その熱伝導現象は，概略，①伝導伝熱，②試料内の吸収・放射現象による熱伝導，③端面間の直接的な放射伝熱の和で表される．このような半透明体に特徴的な第2項，第3項の放射伝熱による熱伝導を簡便なモデル化をすることにより，それぞれの現象に基づく熱伝導率式を導いた．半透明体の熱伝導率は，①～③の熱伝導現象による個別熱伝導率の和として近似的に表される．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）