獣医臨床皮膚科
Online ISSN : 1881-2236
Print ISSN : 1347-6416
ISSN-L : 1347-6416
短報
シュナウツァー面疱症候群:16例における後向き研究(1988–1998)
Danny W. ScottWilliam H. Miller, Jr.
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 18 巻 3 号 p. 165-167

詳細
抄録
シュナウツァー面疱症候群は,特有の外観を呈するミニチュア・シュナウツァーの皮膚疾患である。過去11年間において16例の犬が本症と診断され,その来院頻度は犬の皮膚科症例では0.2%で,犬の外来症例全体では0.04%であった。興味深いことに,本症を主訴として来院した症例は2例のみで,12例(75%)の犬のオーナーは来院するまで本症に気づかなかったとのことであった。予後に関する情報は10例(62%)の症例で得られたが,本症の臨床症状は3ヵ月~9年の間変化することはなかった。
著者関連情報
© 2012 日本獣医皮膚科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top